今でも人気の高い240ワゴン(244)。エフテックにもたくさんのお客様がいらっしゃいます。シンプルな構造で耐久性も高いため、現在でも多くの車両が現役で走行しています。
しかし、さすがに1975年の誕生から35年以上、日本国内での販売開始から19年の年月が経過していますので、内外装につかれば目立ち始めたクルマも多くなってきました。
今回の車両は90年式の244。内外装は年式を感じさせないGOODコンディションだったのですが、フロントガラス廻りのコーキング部分から雨漏りを起こしていました。
240に限らずボルボは歴代この部分が弱いようです。日本の気候が合わないのか、すぐにコーキングが劣化を起こしてしまいます。
運転席のフロアカーペットをはがしたところです。
たっぷりと雨水が溜まってました。このまま放置するとカビの発生や原因不明の窓の曇り、フロアの腐食などが連鎖的に起こってしまいます。
リアのフロアにも水が溜まっていました。今回は運転席も後席も浸水していたので早期発見できましたが、後席フロアのみの浸水の場合、雨漏りに気づかずに長期間放置してしまう場合もあります。
作業の効率化と乾燥の促進のためにシートは取り外して作業を行います。
フロアカーペットとフロア板との間にあるスポンジ状のインナーです。
240用のフロアパーツは非常に手に入りにくく、また、思ったよりもダメージが少なかったので洗浄&乾燥で再利用することにしました。
見事復活です。